私の住んでいた部屋です。前のページの写真は､まだ荷物の少なかった頃の殺風景な部屋で､記念撮影。
着いた当時は､二部屋にキッチン付きの広い空間に一人で暮らすのは、がらんとしてとても寂しかったです。そのうちこの猫のプーが居候し始め､（この子は、ねずみを退治してくれる目的で飼い始めました。今は一緒に日本にいます。）友人もでき､ブリュッセル生活にもなじんできましたけれど､最初は本当にホームシックにかかりました！それでも一年間は､旅費が出なくて帰れませんでしたけれど…。
留学というのは人それぞれですが､私の場合､先立つものもないくせに飛び出してきてしまいましたから､はじめの頃はとても厳しかったです。(笑）今となってはいい思い出です。両親にもとてもお世話になりました。反対を押し切ってのことだったけれど、最終的には少しずつ援助してくれ、とても感謝しています。
ブリュッセルはそういう意味ではとても暮らしやすいところだったと思います。パリなどの大都会に行ってしまうと､かえって仕事がなかったりするのですが、ブリュッセルは赴任の方の家族などが多くピアノを習いたい子どもさんを相手に､教えたりしながら生活をしていました。留学生というと、まあ、お金持ち！という印象がありがちですが、そうばかりではありません！！実際､ブリュッセルの街では割に素朴な学生が多く､みんなで助け合って生きていました。(笑）私にとっては、非常に住み心地のよかったところです。まだまだ、残って頑張っている友人達､みんな元気にしているかなぁ？